平成最後の夏は史上最も早い梅雨明けとともにやってきた、
と言えばなんだかロマンチックですがヒートアイランド東京で
第二の人生を始めてから4年ほどが過ぎたれむれむです。
さて、表題の通り本日は重要なお知らせがあるのです。
2年半ぶりのブログ更新な時点でお察し感ありありですが、
この夏も『マイスターと時攫い破』は完成しませんでした。
「できてへんやんけーッ!!基本的なことが～!!」で定着した
弊サークルではありますが、いい加減事情を説明せねば
申し訳が立たないのではないか、お誕生日席を今からでも
返上して中央線にダイビングすべきではないのか、という
自責の念に駆られたもので久しくブログを書くことにしました。
話が長くなりそうなのでここら辺で要約を書いておきます。
忙しい人は以下の箇条書きを読んで、流し素麺に海水浴、
花火に新アニメの視聴など夏の思い出作りに励んでください。
1.『マイ時破』は私れむれむが死なない限り完成させます
2.なので、完成しないのはれむれむが死にかけだからです
3.C94ではお詫びに新刊の厚い本を出せるよう頑張ります
今北産業向けにこれ以上ないほどわかりやすい説明をした
自覚がありますが、要するに諸悪の根源は私だったのです。
現在『マイ時破』もといサークルSPIRITED-ZEROの活動は
ほとんど私個人のライフワークに近い状態で存続しており、
形式上は外注としてスタッフに絵や音と一部背景を依頼し、
特にビジュアルに関わる部分は画面演出との兼ね合いもあり
詳細なコンテ(個人差があります)等を用意しつつじっくり
進めてきた結果、体験版の内容で少しでも伝わっていると
よいのですが序の頃より目指す表現に近づけた気がします。
絵に関する全ては、無茶な要望に答えていただいた原画の
瑞月シノ氏とトアケミカゲ氏のお陰で成り立っております。
そんなこんなで制作は続いて、立ち絵は遥か昔にアップし、
イベント絵のコンテ作業も完了したとか、生存報告程度に
ブログ代わりのTwitterでちょくちょく告知もしていました。
では何故にこの夏も完成しなかったのかという話に戻ると、
序が出た頃からそういった傾向があるにはあったのですが、
簡潔に言うと「理想に近づくためリソースを費やせる環境に
肝心の私がいない」、つまり「頑張りたいけど頑張れてない」
という「甘えかよ」としか言えない状態が続いているためです。
そうです、甘えという名の鬱だったのですと言うと簡単ですが、
半分は冗談としても、心の病やその他の病やら諸々でした。
フリーランス(訳：まともな職に就いていない)故の過労やら、
機能不全家族の後始末だとか、要するに残念なアレです。
去るC89で『南雲栞の回顧録』という本を書いたのですが、
実質私小説だったのでしんどい部分を5000兆倍濃縮して
女の子と恋愛成分を引いた感じです、世知辛いのじゃ～。
2016年5月に一度ぶっ倒れてからは特に、有り体に言って
ゼロに何をかけてもゼロという絶望的な進捗状況が続き、
仕事に忙殺されるか中空を眺めるだけで一日が終わり、
サークル活動以前に人間活動が完全に停止していました。
様々な方に支えられながら、この半年ほどは改善のために、
合わない仕事を辞めたり仕事をしながらでは治療できない
病気を治すため病院に通い始めたり色々動いていました。
ただ、2018年7月現在でも依然として状況は芳しくなく、
現状を鑑みて『マイ時破』については一旦延期としました。
仮に私が今活力に溢れている状態なら、支援を募ったり
あの手この手を尽くして制作に専念したかもしれませんが、
極めて個人的な制作のためそういうことは考えていません。
なので、もし興味のある方は完成した時に買ってください。
最後に宣伝として、元々夏コミでは『マイ時破』と併せて
新刊予定だった『璃菟樹の回顧録』を現在執筆中です。
文はれむれむという病気っぽい人というか私だったが担当、
絵は『南雲栞の回顧録』に引き続きトアケミカゲ氏です。
ゲームを落とした穴埋めでもありますし、リハビリも兼ねて
書くことを思い出す作業として今はやっているところです。
実のところ去年夏コミに出すつもりで書いて間に合わず、
一旦筆を置いて以降は一文字も書けていないのですが、
「いやそれ執筆中じゃないのでは？」と思えてきましたが、
なんとか〆切まで頑張ってみます、落ちたらすみません。
＠れむれむ
